Thursday 23 August 2012

下鴨納涼古本まつり! (ii)

こちらは殺風景に買った本のメモ.
全体としては(一日しか行かなかったこともあって),
以前から買おうかなと思っていた本,以前からこういう感じの本を一冊欲しいなと思っていた本
あたりを買った感じですねー.
借りるのでいい本と,むしろ今すぐには読みきらなくても持っとくのに意味が大きい本と.
まあその他いろいろありますね.
以下順不同.
>>追記: 26th Aug 2012. 図書について,
>>国立国会図書館サーチによる該当図書へのリンクを貼っておきます.
>>以降こういう記事を書くときはできるだけそうしよう.
  • 田中春美 et al. 1987. 『言語学入門』 大修館書店.
    言語学関係については,一回生前期に比較言語学の授業をとって,それで音声学をちょっとやったりとかもしたけれど,言語学全体にどういう学問が含まれるのかをしっかり概観したことがなく,どこから手をつけていいものかわからないところがあったので,一度こういう感じの本で概要をさくっと捉えたいなぁと思って(密かに古本まつりでなんか売ってるんじゃないかと狙って)いた.初版が 1975 年でそれの 21 版なので少し古いところもあるだろうけれど,当初目的にはそれなりに適うだろうという感じ.参考文献が大量に挙がっているのも嬉しい.700円のところ 100 円まけてもらった.
  • 城生佰太郎. 1992. 『音声学』.バンダイ・ミュージックエンタテインメント(マジかよ…)
    音声学の本は前から欲しかった.書き込みがひどいのだが,ところどころためになりそうなことも書いてあってそれなりに面白い.前の持ち主は,書き込みからして最後まできっちり読まはったと思われるのに本自体には全く傷や折れぐせはなく,丁寧な方だったのだろうと思われる.1992 年に増訂されたのの初版.表紙が目に飛び込んできて(価格もあって)気がついたら買っていたから中身についてはそれほど吟味できていないが特に後悔はない.最終日セールで 100円.
  • 前野直彬 注解. 1983.『唐詩選(上)』.岩波書店(岩波クラシックス).
    読破というより本棚に置いていつまでも折々手にとりたいような本の一つ.家にも漢詩や唐詩の本はあるのだけれど,このくらい大きなくくりの本はなかったので(あと「夏の詩」みたいなのもあったけど). 100円.開いた痕すらないのではというくらい綺麗.
  • 中村元 訳.昭和 48 年.『ブッダのことば ―スッタニパータ―』.岩波書店(岩波文庫).
    仏教学入門の講義で一部分読んで,全部読みたいなぁというのとじっくり読み返したいなぁというので以前からなんらかの方策で買おうと思っていたもの.そこらの本屋さんで新書を売っているのをよく見かけたが文庫があったのだねー.日焼けしてるけどそれだけで他は綺麗. 100円.
  • 福田正治 集.昭和 43 年.『仏教聖典』.黎明書房.
    何も言うな.ようは,ユダヤ・キリスト教でいう聖書のような感じで,仏教典みたいなものを読みたいと思っていて,かといって↑のスッタニパータのように原典にあたってばかりいると大変に消耗するし,数としても非常な量になるので,さらさらと読みやすいものもいいな,と思って. 100円.検印もちゃんと貼ってある.状態は日焼け+α で古い本やなぁっていう程度.
自分のよく知らない分野の専門書系って,内容がどのくらい古びているのかわからなくて怖い .
今回買ったのは古びない系統か,多少古びててもいい(あとから新しいの読む足がかり)
やつ…の…つもり,なので,まあ,はい.


僕としては springer (理系の方々ならきっと{?}ご存知の,黄色いカバーの専門書.)とか
そういうのの古本があると嬉しいなぁと思うのだが,案外他の充実度に比して見ない.
(…と,父親にぼやいたら,「お前が新品でそういう本を買ったとして,売る?www」っていわれた….まさに.)

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