Wednesday 31 October 2012

"暑くなって来ましたね、好きなアイスはありますか?" 寒く

で検索してここにいらっしゃった方がいるらしい.

Sunday 28 October 2012

the interviews

そういえば, the interviews などというサービスがあって,
一応登録したもののそのまま放置の体である.
時々(多分運営から)質問が届く.
一番最近届いたのが(昨日やったかな),
暑くなって来ましたね、好きなアイスはありますか?
…….
暑くはないですね.運営はオーストラリアが本拠地なんでしょうか.
(ところで,こういう所で ない を太字にしたり,そういう"文体"というようなものもあって,
いくつかの{特にテキストベースの}, funny &/or interesting を志向するサイトとかで特によく見る気がする.)

ともかく,こういう感じで未解答のものが色々溜まっているので,
これを機に,気が向かないのを除いて答えてみようかという企画.
古い順から答えていきます.

・一度は行ってみたい国とかありますか?
色々ありますね.グルジア行ってみたい.グルジア語への興味がメインで.ただあそこの場合せめてロシア語はできないと,という感じもあるようなないような……??(ロシア語できない)
一度は行ってみたい,という感じではないけど最近行きたいのは仏語圏.ぜひ行きたい.できたら留学とか就職とかしたいですね.
あと東欧とか,突然のチリとか,オーストラリアとか,云々.
・ 毎日寒いですね.好きな鍋料理を教えてください.
鴨鍋.鴨鍋は美味しい.葱と,菊菜.そう,菊菜は脂を吸ってたいへんに美味しくなります.そして〆はそば.そうお蕎麦ですよ,ちょっと柔らかめに茹でる.年越しそばはこれでやることも多いですね.豆乳鍋も美味しい.ほっとくと豆腐がちょっと大きくなっていく.そして豚肉が柔らかくなる.味噌仕立てのお鍋も美味しいですね.あれは野菜とつみれがとくに引き立つ鍋です.すき焼きも美味しい.これは味付けにかなりバリエーションがあって友人とやったりしても楽しい.家は結構甘い目です.しゃぶしゃぶも美味しいよね.ポン酢とか胡麻だれとか.話はかわりますがポン酢では旭ポン酢が最強です.間違いない.変わった所ではキムチ鍋を,キムチ鍋の出汁にちょっと手元でヨーグルトを加えたもので食べるのとかも美味しいです.蟹鍋も忘れるわけにはいきますまいね.それから,…
・あなたに最も影響を与えた人物はどなたですか?
 これは答えるのが難しい質問.ちょっと自分の来歴や今の自分のことを振り返るだけでも,本当にいろんな人の影響があって今の自分があることがわかります.色々なものへのきっかけを与えてくれた人.じわりと自分の価値観とか選好に食い込んでくる人,なんとなくいてくれることが重要な人.もちろんそれぞれ背反ではないし,どの人も全てに属するともいえるかもしれません.今の自分は,自分というよりこれまで自分に関わってくれた人の総体からできあがっているのだ,というような気さえしてきますが,多分これは真実ではないのでしょう.
 それでもあえてひとり挙げるとすれば,T氏ですかね.
・漫画読みますか?一番好きな漫画を教えてください.
 数年前まではサンデーが家に買われてきていて,それを読んだりしていました(だからサンデー系列は結構古いのから知っていますが,ジャンプとかは全く知らず,世間的にかなりメジャーなものでも名前しか知らなかったりします).あと手塚治虫氏の色々 と ぼのぼのが結構家にあって,それも読んだり,あとは浦沢直樹氏のMaster Keaton はひと通りあってこれも好き.20世紀少年もありますが,あれは読む上で結局伏線を回収しきれていないのでまた読み直していくつかでも回収したい.
 一番好きな,でいくつか適当に挙げるなら,Master Keaton (浦沢直樹), ミッドナイト (手塚治虫), かってに改蔵 (久米田康治), 中期のぼのぼの (いがらしみきお),  辺り. 結界師 (田辺イエロウ) とか いでじゅう!(モリタイシ) とか 焼きたて!! ジャぱん (橋口たかし) とかも好きです.この辺になると好きさでいってすぐ下にいろいろあるようになって挙げるのが難しくなりますが.
Peanuts も好きですよ.
・どんな音楽を聴いてきましたか?音楽遍歴を教えてください.
 ピアノをやってきたこともあり,やはりクラシックは小さい頃からずっと聴いています.親もそのあたりも好きで,時々コンサートに連れて行ってもらったりもしました.京都だと京都市交響楽団とかが行きやすくてありがたい限りです.

 いわゆるクラシックとそうでないのと微妙な辺りで,これも小さい頃からずーっと聴いてるのが,古澤巌,という violinist (なぜか大河ドラマに出てはったことがありましたが)を含む, "Typhoon" というグループ(もう解散してしまいました).これも親が好きでよく車の中とかでかけていた記憶.一度コンサートに行ったのも憶えています.古澤さんは本当によく伸びる高音を持っていらっしゃって,一番好きな奏者のひとり.
 この blog に youtube の動画を貼ったりするのは実は全く本意ではないのですが,どうも今軽く検索をかけるとかなりマイナーな部類に入るグループのようで,見ている人が気に入ってくれたら,という意味で貼りつけておきます.音質も画質もお世辞にもいいとはいえませんが.
Amazon とかでみるとCDは入手可能のようです.
 同様に小さい頃から,しかし特に高校入った辺りから好んで聴いていたのは Simon & Garfunkel や Peter, Paul and Mary.

 周りにあまり共感者がいないところではゲーム音楽.ゲーム音楽,馬鹿にされがちなのかそうでないのかよくわかりませんが("変な曲"と言われたことはありますが),いい曲もかなり多いです. Final Fantasy, 大神,Xenoblade, the Last Story, Baten Kaitos 辺りは特に. もっとゲーム音楽の作曲家は名を知られてもいい気がします.

 最近でいうと,家族で見に行った Real Steal という映画のオープニングの曲をいたく気に入って,歌詞を頼りに探し当てたのが Alexi Murdoch "All my days". 彼の曲もよく聴くようになりました.この関連では Musictonic で suggest された Peter Bradley Adams など.どうもカントリー系の曲も好きなようです.
 
 ボカロはボカロでそれなりに聴きます.昔は高音の刺さる感じが好きじゃなかったのですが,ここ数年は(GUMI さんとか柔らかめのを聞いてるうちに,かな)抵抗なく聴けています.
 jazz は,特に静かで柔らかい類のものが好きなのですが,聴くとほぼ例外なくやる気を全部持って行かれるので寝る前くらいにしか聴きません.しかし好きです.
 ここ一年で急上昇なのは rag time. 作業用にぴったり.周りがモノクロに見えるし.クラシックピアノを弾く人にとっては弾きやすい楽譜もおおいです.http://www.ragsrag.com/ に楽譜や録音が色々あるので聴くのも弾くのも良かったら.

……割と何でも聴きます.なにかおすすめがあればぜひ.
 _________________
そのうち気が向いたら続きやるかも.

Saturday 27 October 2012

ubuntu : part I

長いことさぼっていましたが, ubuntu の個人的に気に入っているところ,
僕を,デュアルブートながら殆ど windows を起動しない状況まで持ち込んだ ubuntu の魅力をご紹介.
現在使っているのは ubuntu 12.04 LTS, 32-bit です.
LTS は Long Term Support version のこと.詳しくは ubuntu wiki のこちらの記事をご覧下さい.

Part II はこちら

なお,僕はおそらく linux のユーザの中では極めて情弱の類(情けないので勉強していきたい),
記事内容に間違いや誤解などもあるかとは思いますが,
"Windows から乗り換えて半年程,
もともとPCにそれほど詳しくないが,ともかく今や殆ど Windows を使わなくなった人間の所感"
くらいに思って頂ければと思います.出来るだけスクリーンショット など入れて行きます.
また上記の理由から主に Windows(7) との比較的な意見となります.
Mac とか使ったことないので,その辺はご了承下さい.
書いていたらだいぶ疲れてきたので,今日は フォント,デザイン, workspace の3つ.
次回に "キーボードでの扱いやすさ" など について書こうと思います.
あと 1,2 回書いたら統合してもう一度記事を上げるか site の方に纏めるか.
なお, linux 使いたさを感じてみたい方は,
http://www.whylinuxisbetter.net/
あたりも参照するといいと思います.日本語に翻訳されたのもあります(サイト上部の国旗から).

Friday 26 October 2012

変身願望

変身願望.

実は,僕は京都大学の学部生を名乗っていますが,実のところは日本人ですらありません.
いわばこの肩書きやこの人格は僕の変身願望が 生み出したものなのです.
本当の僕は,グルジアで普段は近所で楽器を弾いたり,近所の子供たちに算数を教えたりしながら,
なんとなく暮らしています.近くの農家を手伝ったりもします.
いかなる幸運によってか,こういう古代ギリシアのような生活スタイルでやって行けています.
日本語がその割には流暢だ,と仰るかも知れませんが,そこは何事も学習ですね.
日本語の(表音文字と表意文字を混ぜて使うなんて!)独特の表記体系や,
系統不詳であること,またロシア語や英語などと全く違った枠組みの言語であることに惹かれ,
こつこつ学習して今に至ります.
なかなか情報が手に入らなくて大変でしたが,ある程度まで出来るようになると,
インターネット上に日本人の書いた日本語はたくさんあるので,楽になりました.
 
…というような人になってみたいな,とも思いますが,本当のところは図書館司書です.
図書館司書,といっても,貸出手続きをするためにいるというわけでもなくて,
図書館学や図書館情報学といった色々な学問もあるのですよ.
大学図書館などにアクセスできる方は,一度"書庫"に入ってみてください.
開架じゃなくて.もちろん開架も素敵ですけどね.
どこの図書館か?それは秘密です.京都じゃないです.

…というのも僕の妄想で(本は自由の源ですしね!),本当のところは,
ええ,馬鹿にしないでくださいね,昔のローマ人です.哲学で食べてます.
アテネに留学に行ったというのを売りに,人を教えたり,そのお金で更に学問したり.
公衆浴場,とでもいうべきようなものがローマにはあるのですが,
そこに浸かっていたらいつの間にかこんな所に来てしまったというようなわけです.
日本語難しいですね.これも友人に添削してもらいながら書いているのですが.
余談ですが,我らがローマの帝国が崩れ去ったことも大きな驚きでしたが,
そのあと長きにわたって我らの言語が学ばれ続けていることも驚きでしたね.
我々が存在も知らなかったような遠方の島の住民のなかに,この言葉を操る人間がいるのですから!

…まあ,さすがに古代人というのは冗談がすぎるとして,
実際のところは,あちこち旅をしながら,
ところどころで人を手伝ったりちょっとした仕事をしたり,
珍しいものをすこしだけ買って他の所で売ったり,そういうことをしながら暮らしています.
しばらく前に貯めておいた資金もあるし,
あまりお金のかからない 生活をしているので(これも知り合いのパソコンを借りているのです!)
すぐにこの生活をやめることにはならなさそうです.
僕のような人間にとって話術は重要なのですが,
どうもこうして文章に打つというのはあまり得意ではないので,
それというのもリアルタイムで相手の反応を見られないからなのですが,
そういうわけで,こうして他愛もない文章に落ち着いている,というわけです.

……あまりこうして出鱈目ばかり書くのもどうかしていますね.
本当のところは,
…あれ,そもそもこのアカウントは誰のものなのだろう.
京都大学…?学生さんかぁ.ピアノも弾くそうで.
ううむ,自然にログインできてるってことはこのパソコンもその人のものなのかしら.
考えてみればこのPCを買った記憶がないですね.気がついたらこうして記事を打っていた.
今地下鉄に乗っているのです,珍しく座れたのでこうしてPCを開いた筈.
ふむ,一体何をしようとしていたのだろう.


Wednesday 10 October 2012

Lectures


をきっかけに.
一応「刺激になるのは間違いない」との発言もいただいたことでもあり,
また他大がどんな感じなのか,とかいう 話もかんがえると大学生を含めて参考になるかと考え,
とりあえずこれまで履修した科目(試験受けなかった「集合と位相」以外は単位もとれました)のリストを作りました.
学部の専門科目は省いてあります.
すなわち,以下に挙げたのは「京大生なら制度上は取ることができる/た科目」たちです.
科目名から中身の類推しにくい文系科目を中心に一言コメントを,
また一応今期取るつもりの授業も挙げておきました.まだ期間的に履修確定ではありません.ありがたい.

なお,科目のあとに A とか B がついているのは多くの場合前期と後期にそれぞれ開講されるもので,
内容的には続きになっているものが多いです.
表記については,例えば微積分学は「A,B,続論A」となっていますがこれは,
微積分学A,微積分学B,微積分学続論A をとった,と読んでください.
では以下.
ただしこれまでの成績表が一時的に行方不明で,科目に漏れが発生している可能性があります.深夜ですしね.
とりあえず,暫定版.

Saturday 6 October 2012

books : 6th Oct 2012

長期休暇の貸出がそろそろ終わるので,授業があるときに重い本を抱えるよりはよかろうということで,
借りてた本(の大部分)を返しに行ってついでに本を借りてきた.
返した本のいくつかは借り直したいものですが,返してその場で借り直すことはできないらしい.まあ当然か.
例によって国会図書館サーチへのリンクを.
 見つからなかったものは国会図書館サーチにリンクのあった WorldCat へのリンクを貼りました.

  • Bruce P. Palka. An Introduction to Complex Function Theory. Springer, 1995. ISBN 0-387-97427-X
    • 黄色の背表紙でお馴染み Springer. 分厚くて鞄との相談から他の本が犠牲になった.個人的にはもうちょっとゆったり版を組めば読みやすいと思う(持ち歩きにくくなるけど!) 
  • 三宅 敏恒. 微分方程式 : やさしい解き方.培風館,2007. ISBN 978-4-563-01131-4
    • 演習用.理学部の演習系の授業とれなくてつらたん.
  • 田中 利光.ラテン語初歩.岩波書店,1990. ISBN 4-00-002412-4
    • 以前借りた本なので略.練習問題もあって自習にはよいとおもう.
  • Tsuneo NAKATAMA. Classica Grammatica Latina, 白水社,ISBN 978-4-560-01761-6
    • これも以前借りたもの.reference として.
    • 別のを借りるつもりだったのだが大きさとの相談からこれになった
  • 大津 由紀雄 et al. 言語研究入門 : 生成文法を学ぶ人のために . 研究社, 2002. ISBN 4-327-40130-7
    • 言語科学系の入門的なところを押さえられるかなぁということで.それにしても生成文法大人気やな
  • Laurent Pflughaupt. 南條郁子訳. アルファベットの辞典. 創元社,2007. ISBN 978-4-422-20236-5
    • こういう本ないかなあ,とずっと思ってて,でも出会ったことはなく,それほど熱心に探していたわけでもなく.今日は全然違うものを探していて,ふっと本棚で目を引いたもの.
    • 目次は非常に胡散臭く,本文にも字形の解釈という部分で「(Cの右側の)開口部は,卵が割れて中から新しい生き物が世界の発見に乗り出すように,囲いの外に出る可能性をあらわしている」など(少なくとも僕個人としては非常に)アレ な文章を含んでいるが,僕の興味に即して言えば,ローマンアルファベットそれぞれの起源となる字や,その音韻,また時代ごと・書体ごとの字形などがまとめられた本.字形の図がたくさん入っていてよい.
      • 書体ごとが興味あるのみならず,時代ごとのフォントの変遷はこの春以来僕の興味を惹いてきたことでもある.
    • 人環・総人図書館は,学部レベルの理数の演習書と語学関連の本が意外とあることで最近僕の評価をすこし高めていたが,こういう妙な本が突然現れたりするのもよい.
あと今日借りそこねた本.これは僕が今度借りるときように京大図書館機構へのリンクで.
  • 片岡孝三郎.ラテン語文法.朝日出版社, 1982. 
    • ぱらぱらめくったところかなり詳細っぽかった.
 そして今日見つけて,いずれ借りたいがそれは決して今日ではない,と思った本.
  •  Masahito Tanimori. Essential Japanese Grammar : a comprehensive guide to contemporary usage
    • 日本語文法,特に印欧語話者に対して説明する場合の語られ方にはここ一年ほど興味があって,それはつまり,日本語において時制をどうあつかうか,とか,助詞と曲用の関係,とか,そういうことにも繋がることで,これについてはいずれたらたら文章を書きたいと思っていると共に,多分期末にレポートを書くことになるのだが,僕にとってそういう文脈の本.ただし,せっかくの母語なので,与えられた枠組みを取り入れてしまうにすこし慎重になったほうがいい気がして,もうしばらくは借りないつもり.


しかしほんとうに大学図書館というのはありがたい,そして,他に類を見ない施設であるなあ. 


Friday 5 October 2012

無題

無題とか untitled とか,場合によっては untitled III などという題名の芸術品がある.
昔々(そういうのはいわゆる "現代" のものに多いから),
コンピュータとかでデフォルトの名前として untitled がよく使われるのもちょっとその素地にあるのかも,
などと思ったこともあった.
まあそんなことはどうでもよくて,今日は blogger のタブをひとつ開いておいて,
1時間ほど勉強とかしながら,時々思いついたことでも書いてみようか,と思う.



とかいってるとタブ上に白"紙"が残る未来が見えてきたのですこし強制的に書こう.

…とかいって考えたネタを没にしたら本当にこうなった.
母音のお勉強をちょっとしました. ではまた.

Thursday 4 October 2012

pianoforte

pianoforte.  ピアノのことです.
ピアノは,僕という人間の,かなり大きな部分を占めています.

ピアノを始めたのは,実は正確には憶えていないのですが,
少なくとも周辺の記憶から小学校に入学前.
4歳 と 5歳 の間だったというような話です.調べたらちゃんとわかるのですが.
今でも覚えているのは,親に,ピアノやってみないか,と訊かれたシーンで,
たしか僕は,特に深く考えずに,なにか面白そう,というような軽い気持ちで答えたのだったと記憶しています.
それから,もう 16年.
練習が大変だったり,あまり乗り気でない状態が続いたり,
そういうことはありましたが,結局一度も本気でやめようと思うことなく,
大学においてあるピアノを細々と弾いている今を含めるなら,
2回の受験期にあわせて数カ月レッスンをお休みさせていただいたほかは,途切れずに続いています.
特に大学受験時は家で机とピアノと時々ゲームを往復していて,毎日結構な時間をピアノと過ごしていました.
(今京都に持っていくわけにも行かないので家にピアノがないのがさびしい……笑)
実際のところ,感覚としては勉強とピアノで「使う」ところがずいぶん違って,
勉強が気分に乗らないときはピアノ弾いたら思いの外調子が良かったり,その逆があったり,
気分転換になってどちらもたいへんに捗る,というようなこともあったり.
ともかく,ピアノはずっと,僕にとって生活の重要な一部だったわけです.願わくば,これからも.
死ぬときは,ピアノにしたら迷惑でしょうが,ピアノに寄りかかって死にたいなあ,と思っています.


あまり僕個人のことばかり書いてもなんなので.
ピアノ,個人的にはその魅力は,やはり音域の広さと声量の豊かさ,
煌く高音,力強い低音部,そうしたやや硬質な,しかし柔らかい音質,
クラシック,ジャズ,ラグタイム,派手な曲,静かな曲,優しい音,力強い音,と,
弾きようによって見せてくれる多彩な,そしてそれぞれに魅力的な表情,
最大 10音を同時に打鍵でき,ひとりで重厚な,あるいはきらびやかな世界を創りだしてゆくその感触,
楽器とまさに対峙する瞬間の感覚,鍵盤の手触り
…ああ,もう,なんというか,全体に,魅力があります.
 ただ,やはりほかの楽器と比べて,好み以外の部分でいうなら,
(要するにピアノに特徴的なのは,)音域の広さと,同時に発音できる音の多さでしょうか.
演奏できるものの多さと,ひとりで作れる世界の大きさにおいては,最上の楽器のひとつといえるかもしれません.


violin をやってみたいと思うことが,小さい頃から断続的に,あります.
violin, あるいはその類縁の楽器の音の伸びやかさ,柔らかさはピアノにはないもので,
また自分の楽器を持ち運べるということも(そう,原理的には旅先の川べりで弾くことだって!)できます.
そういうの,憧れますね. 野外でピアノ弾きたいっていうのはずっとあるけど楽器が痛むのでやりたくない.
ただやっぱり,僕が "出会った" のはピアノだし,もし人生やり直すにしても,選ぶ楽器は,やはりピアノです.
ピアノとの出会いは偶然であったとしても,今の僕はそれなしにはないし,
ほんとうにピアノは僕の全体に関わっているのだと,折につけて感じます.
本当に運が良かったと思います.感謝.
ついでに,最近,音が好きなのと持ち運べるのと京都でも好きに弾けるのとでアコーディオンが欲しいのですが,
あれが思ってたより高いのです. 世の中ままならない.


最近はクラシックのほかに,大学で弾けるピアノがお年寄りなのもあって,
ラグタイムとか, いっそもっと軽いのとかも気軽に弾いたりしています.
他に時間をとりづらいし,やっぱり週のうち最低半分は弾きたいので,主に昼休みを充てています.
クラシックでいうと今一番練習してるのは Schubert の Fantaisie 'Wandererfantasie'. さすらい人幻想曲です.
非常に派手で,そう,安直なことばを使ってしまえば「かっこええ」曲で,
ピアノの強みが最大限生かされている曲の 1つだとおもいます.
色々な "カリスマ性のある" フレーズがこれでもかというくらい贅沢に使われていて,
全編ピークみたいな印象もあり,名曲の名にもふさわしい曲といっていいでしょう.
CD を見かけたらぜひ聞いてみてください.
いかんせん長いので通して弾こうとすると疲れる.


人生で一番ピアノがうまかった時期は, 高3 が終わった時に過ぎ去ったのかも知れませんが,
(もちろんこれからさらに時間を割いてうまくならないとも限りませんが{そうありたいものだ!})
末永く,付き合っていきたいと思っています.
よろしく.

家のピアノ.ちいさいころからお世話になってる.
極めて美声な中低音と硬質できらびやかな高音,それに慣れ親しんだタッチ.