Saturday 17 March 2012

notebooks

新しい,まっさらのノートというのは実に良いもので,
そこに何かを綴っていくという楽しみは,何者にも代えがたい.

ノートといってもいろいろあるが,或いは白,或いは薄いクリーム色,
罫線が入り,控えめに格子模様が入り,いっそ無地で,
大きさも,広々としたA4から,鞄に入ってどこにでもついてきてくれる小さめのもの,
ポケットにつれて歩ける大きさのもの,など,いろいろだ.
紙質も,固いもの,柔らかいもの,インクをよく吸うもの,滑らかにペンを滑らせるもの.
表紙もごく淡白なものから,洒落たデザインをなされたものまで.
タイトルを大書してもいいし,少しおとなしい字で添えても良いし,いっそ無題のままもいい.
お気に入りのノートを見つけて(僕にとってはツバメノートがそれになるだろうか),それをずっと使い続ける人もいるが,
僕はどちらかというと,気分にあわせていろんな気に行ったノートを使っていくのが好き.
インクとか,筆記具もそうかな.
ノートの使い方にしても,何か特別な用途のためのノートへの愛着はひとしおだし,
普段遣いのノートが溜まってゆくのを見るのもうれしいものだ.
特に用途を定めない,「なにか」用のノートを一冊作ってもいい.
きっと紙やそれに字を綴るという行為がこれほどまでに喜ばしいのは,
それらが自分のあるいは人間の,根本を形作っているからなのだろう.


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