Thursday 2 February 2012

the name of the choices

まあ今日はええかなぁと思ってたんやけど,思い直して.お風呂に入ってて思いついたのを思い出したから.
例によってお風呂の思いつきそのままなので全く必然性のない例えになっている.
あと,ゲーム理論とかを考えてたわけでは別にない.
あとちょっと急いでるから推敲の行き届かないことは甚だしく,遺憾である.


あなたはある部屋に拘禁されている.悪霊(なりなんなり,何でも好きなの)が来て言うには,
「 もう 1つの部屋にもう 1人を捕まえてある.お前とは何の接点もない人間だ.
君たちのうち誰が死ぬかを君たち自身に決めさせてやろう.
お前たちはそれぞれ「自分を殺せ」か「あいつを殺せ」かどちらかを選んで私に告げろ.
勿論相談はできない.
片方が「自分を殺せ」,もう片方が「あいつを殺せ」 と言ったら,そのとおり,
自分を殺せと言っている方を殺すことにしよう.
もし両方が「あいつを殺せ」と言ったなら,そのとおり,
両方を殺すことにしよう.
ただもし,両方が「自分を殺せ」と言ったなら,
その自己犠牲に免じてふたりとも助けてやる.」

この状況で何を選ぶべきかは置いておいて,単純に直感的な印象を感じておこう.
さて,この与えられた選択肢は次の選択肢と基本的には変わりがない.

あなたはある部屋---左右に 1つずつドアがある---に拘禁されている.
悪霊(なりry)が来て言うには,
「もう 1つの部屋にもう 1人を捕まえてある.お前とは何の接点もない人間だ.
君たちのうち誰が死ぬかを君たち自身に決めさせてやろう.
お前たちはそれぞれ,この部屋のどちらかの扉から外に出なさい.相談はできない.
片方が右から,片方が左から出たら,右から出た者を殺すことにしよう.
もし両方が左から出たら,両方を殺すことにしよう.
ただもし,両方が右の扉から出たら,ふたりとも助けてやる.」

前のと後のではなんとなく,それぞれの選択肢について受ける印象が違わないだろうか.
ごく直観的にね.どっちを選ぶのがいいか,という実際的な問題とは別に.
案外自分の中で,選択肢になんとなく「名前」をつけたり,
タグみたいなものをひっつけてしまって,無意識のうちに clear でない形にしてしまったりしてる,
ことも結構あるのではないかなぁ.
外部からの話やと単純な印象操作とか literacy の話になる感じもするけど,
自分の脳内でそういうことしてるときもあるでしょう.
だからそういう時には多分,「書く」こと「話す」ことが効いてくるのではないか,という,
ごく凡庸な話に終わるのでした.

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